中国新聞社(中新社)は1日、「北京オリンピック森林公園の草地が行楽客に踏みつけられる―続報」と題して、行楽客のルール無視を指摘する写真記事を配信した。9月29日配信の記事の続報だが内容はほぼ同じ。
一向に改まらない「順法精神」の欠如に業を煮やした格好だ。

関連写真:そのほかの中国のマナー問題に関する写真

 パラリンピック終了後、同公園管理当局は芝生を保護のために進入禁止として柵も設けたが、中に入る人は後を絶たなかった。芝生の外に出るよう求める保安スタッフなどとのトラブルが多発。当局は人々にルール徹底を求めることは不可能と判断して、注意の立札だけを残し、柵は撤去した。

 オリンピック森林公園は面積約680ヘクタールで、北京市最大の緑地。人々の心を潤し、空気の浄化にも一定の効果が期待できる都会のオアシスだ。
(編集担当:如月隼人)

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