【今日は何の日】1940年:日華基本条約を締結

1940年11月30日、汪兆銘の南京政府と日本政府は「日華基本条約」を締結した。

 ここで言う南京政府とは、中国国民党と決別した汪兆銘が、日本の力を背景として、1940年に独自に築いた政権を指す。

 1933年に成立した中国国民党の南京国民政府(蒋介石と汪兆銘を2大指導者とする政権)においては、蒋介石と汪兆銘が協力して反共親日政策を推進した。

 しかし、1937年7月の盧溝橋事件を機に日中戦争が勃発し、戦線が華北から華中、華南へと拡大すると、10月に国民政府は重慶へ移転。蒋介石が中国共産党との停戦を停止し、抗日を貫く構えをとると、汪兆銘を中心とする和平派は、抗戦派との対立を深めた。

 一方、日本では、徹底抗戦を主張するようになった蒋介石に対して、当時の近衛文麿首相が「爾後国國民政府ヲ對手トセズ」とする声明を出し、和平交渉を打ち切ったため、蒋介石に代わる新たな交渉相手として汪兆銘を擁立することにした。

 1938年12月、日本側との秘密協議で「日本軍の2年以内の撤兵」などの合意を取り付けた汪兆銘は、「日本非占領地域における新政府樹立」という構想を抱えて重慶を脱出し、ハノイ入りした。

 しかし、その直後に発表された近衛声明では、肝心の日本軍撤兵について触れられておらず、さらに翌1940年1月に近衛首相が突然辞任したため、汪兆銘の構想は崩れ去った。汪兆銘はその後、ハノイで国民党の刺客に襲撃されたのを機に、「日本占領地域内での新政府樹立」を決意。1940年3月、南京国民政府を発足させ、11月に日華基本条約を締結。日本政府は汪兆銘政権を正式に承認する声明を発表した。 

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