記事は、今年3月引き渡された海上自衛隊初の空母型ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」などの建造の動きを伝えたもの。「後部のクレーンを改装すれば固定翼機が搭載できる」とした上、同艦は改良により「小型空母」に変身できるとの見方を示した。
空母は政治大国のシンボルで、核兵器、ミサイル、人工衛星と同じく国威のシンボルだと指摘。「当面、巨額の建造費用のねん出は無理で、軍事開発に対する『平和憲法』しばりを抜け出せないが、何もしない訳ではない」として、日本の軍事大国化を警戒している。
同誌によると、海上自衛隊は、原子力潜水艦、通常動力の潜水艦、艦載ミサイルで中国海軍に劣る。中国が空母艦隊を組織すると、陸上航空基地が東シナ海や西太平洋に移動するのと同じで、日本の戦略的空間は大幅に狭まり、海からの中国封じ込めは「絵に描いたモチ」になる。(情報提供:東亜通信社)
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