和食とは切っても切れない調味料、「醤油(しょうゆ)」。元をたどれば中国に起源があるが、醤油は日本で独自に発展した調味料だ。
17世紀にはすでに輸出も始まっており、醤油は今日では100カ国以上の国に輸出されているという。

 味や使われている原料は異なるが、醤油に似た調味料はアジア各国に存在し、中国にも醤油が存在する。この醤油について、中国人ブロガーのfengfazhiyi(ハンドルネーム)氏が「日本の醤油は米国人に人気がある」と題する文章を自らのブログに掲載した。

 まず氏は、「日本で最もポピュラーな調味料と言えば、醤油を挙げることができるだろう。日本料理に醤油を欠かすことは不可能だ」と指摘し、「日本の醤油には『こいくち』、『うすくち』など数種類存在する」と紹介。

 続けて、醤油には食欲を増進させる成分が300種類ほども含まれており、魚や肉の臭いを消す効果もあると紹介する。


 さらに氏は、日本の醤油は世界各国に輸出されており、その国々で広く受け入れられている、と指摘。続けて、中国にも醤油があるというのに、なぜ中国の醤油は外国人から受け入れられないのだろうか?と疑問を綴り、「米国人から美しい漢字がプリントされていた中国の醤油はとてもおいしいと褒められたことがあった。後日、スーパーでその醤油を見てみたところ、それは中国の醤油ではなく、日本の醤油だった」と失望の声を綴った。

**********************
◆解説

 大豆を発酵させることによって作られる日本の醤油は、世界各国で消費されている。米国では日本の醤油メーカー、キッコーマンが1957年に醤油の販売を開始し、醤油をベースにした照り焼き料理を米国で普及させた。今となってはテリヤキは米国人に人気のある料理となっているという。


 一方、中国の醤油も大豆を発酵させて作られるが、味やにおいともに日本の醤油よりも強いのが特徴的だ。(編集担当:畠山栄)

【関連記事・情報】
【中国ブログ】中国人が暴露!「フランスの寿司職人は全員中国人」(2009/10/28)
【中国ブログ】「天下一じゃないの!?」中華が和食に負ける訳(2009/10/22)
【中国ブログ】「同じ材料なのに!」中国製品が日本製品に負ける理由(2009/10/14)
【中国ブログ】日本の紙幣や硬貨のデザインから分かること(2009/10/07)
【中国ブログ】日本と中国の違いは「愛国の名の下の蛮行」(2009/10/12)