河南省鄭州市にある河南博物院で17日、動物の骨で作られた世界最古の笛が展示され、大きな注目を集めている。

 展示された笛は、鶴の骨で作られた骨笛で、河南省にある賈湖遺跡から出土した品の一つ。
調査によると新石器時代のもので、世界最古の笛とされている。保存状態が良いことから、新石器時代の貴重な史料としても注目されている。

 改装工事を終えて新しくなった河南博物院では、当分の間、この骨笛を同館の目玉品として展示していく予定だ。(編集担当:中村卓朗)

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