曹操の墓…「断定の決め手」は盗掘者が持ち出した石板だった

       
 新華社電によると、河南省・文物局が同省安陽市郊外の古い陵墓を「曹操の墓」と断定した最大の決め手は、盗掘品の石板だったことが分かった。

 「曹操高陵」の所在地は河南省安陽市安陽県の安豊郷西高穴村。2005年末に農民が発見した。作業中に、水が地面の1カ所で消えてしまうことに気づき、掘ってみたところ大きな空間があったという。

 すぐさま「古い墓が見つかった」との噂が広まり、09年1月末には何者かが新たに侵入した形跡が確認された。その後も「無断侵入」があとを絶たず、地元の警察署は5回にわたり「盗掘者」計38人を逮捕。陵墓内から持ち出した文化財や切り取られた壁画などを押収したという。

 押収した文化財を調べたところ、石の枕とみられる石板に「魏武王御用」の文字が刻まれていた。曹操は生前、自分の墓の盗掘を防ぐため、72カ所の家廟を作らせたとされ、安陽市の「曹操高陵」も、「本物ではないだろう」とする専門家がいた。「魏武王御用」の文字があったことで、曹操が葬られた墓の可能性が高いと考えられるようになり、本格的調査が行われたという。

 「曹操高陵」は現在、鉄の扉などで厳重に封印されている。考古学スタッフによると、曹操の墓は埋葬からそれほど時間が経過していない時代から、しきりに盗掘されたことが分かった。多くの文化財が失われ、遺跡としてもかなり破壊されている。

 ただし、06年以降の発掘調査でも金、銀、銅、玉、めのう、水晶などで作られた副葬品250点あまりが見つかった。特に重要なのは、「魏武王」の文字が彫られた石板と曹操のものとみられる遺骨という。(編集担当:如月隼人)

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