中国で「帝王切開で出産」が異常な高率―病院“儲け主義”も背景

 世界保健機関(WHO)の調べで、中国では帝王切開による出産が全体の46.2%と、異常に高いことが分かった。帝王切開は本来、通常の出産では母体や胎児の生命に危険がある場合や、産道感染の可能性が高い場合に行われる外科手術で、WHOでは出産全体の15%までにとどめることを推奨(すいしょう)している。チャイナネットが報じた。

 WHOは2007-08年に、中国、インド、日本、ネパール、フィリピン、スリランカ、ベトナム、タイ、カンボジアのアジア9カ国で、女性10万人を対象に出産の状況を調査した。全体で帝王切開による出産の率は27.3%で、中国の46.2%はとりわけ高かった。

 WHOは、帝王切開は医学的に必要がある場合にとどめるべきと警告。その場合、帝王切開は多くとも出産全体の15%にとどまるはずという。帝王切開では、母体が重大な症状を起こすリスクが通常の出産に比べて極めて高く、胎児にも呼吸器の疾患などが生じる確率も相当に高い。

 江蘇省・南京市政府によると、同市における帝王切開の率は、1987年には7.7%だった。96年には20.2%、07年には40.3%だった。09年の統計は未発表だが、専門家によると40%を超えていることは確実という。

 北京市で勤務する産婦人科医によると、極めて多くの産婦が帝王切開を希望する。通常の出産を勧めるが、聞き入れないケースが多いという。WHOは、アジアでは「吉日」に出産したいという封建的な迷信の影響が残り、出産の痛みを避けるため、問題点を説明されても帝王切開を望むケースがあるという。

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