金に困らなくなった中国?(1)外資を通じた技術導入は6割以上

 現在、中国の外資利用は新しい段階に突入している。その一方で外資利用に対する社会的な議論がある。その一つが、「中国の外貨準備はすでに2兆ドルを超え、市場の流動性も十分な状態なのに、まだ外資利用を続ける必要があるのか」というものである。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。

 実は、このような「お金に困らない状態」は、以前と比べた場合の相対的な状態にすぎず、中国が工業化や都市化を盛んに推し進めている今、経済・社会発展の需要に比べれば、資金はそれほど多いとはいえないのだ。また、資金がすべて資本というわけでもなく、国内の資金だけでは十分な資本を形成できず、外資を含むさまざまな手段で資金資本を吸収する必要がある。

 商務部の馬秀紅副部長は「重要なのは、外資がもたらしたものが、中国の経済発展に必要な資金だけではないということだ。外資は先進技術や管理ノウハウ、発展理念を中国にもたらし、それらは経済社会のさまざまな分野に大きな影響を与えた」と言う。

 数字で見ても、2009年だけで全国企業総数の3%に満たない外資企業が、全国で工業生産額の28%、税収の22%、輸出額の56%を叩き出すとともに、都市の就職人口の11%を受け入れている。外資企業は、中国でもっとも積極的にグローバル競争に参加する企業群となっており、技術導入においても中国全体の60%以上を占めている。

 調査によれば、進んだ技術や管理モデルを持ち、市場競争が成熟した分野こそが、外資吸収がもっとも盛んな分野であるという。外資は、中国の現代的企業制度の形成や政府の管理方式及び財政体制の推移において、重要な役割を果たしてきた。...続きを読む

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