フィリピンで高まる嫌中感情、「中国人は偏狭な民族主義者」

       
 8月23日夜、フィリピンの首都マニラで香港人観光客の乗ったバスが乗っ取られ、観光客が人質に取られる事件が発生し、8人の香港人観光客が死亡した。

 事件後、フィリピンのアキノ大統領は声明を発表し、犠牲になった香港人観光客らの遺族に哀悼の意を示した。しかし、中国では実行犯を激しく譴責(けんせき)する声があがり、香港では「フィリピン政府の対応が悪い」として、8万人によるデモ活動も行われた。また、フィリピンの現地警察が、乗っ取られたバスを前に記念写真を撮影していたことも明らかになっている。

 30日、香港の鳳凰網によると、香港で嫌フィリピン感情がまん延し始めると同時に、フィリピンでも嫌中感情が広がりつつあるという。バスを乗っ取り、射殺された犯人のロランド・メンドーサ容疑者の棺(ひつぎ)にフィリピン国旗がかぶせられたことに対し、中国大使館が強く抗議すると、フィリピンでは嫌中感情が巻き起こった。

 フィリピンのネット上では、香港人がフィリピン人のメイドを解雇したことを挙げ、「中国人は偏狭(へんきょう)な民族主義者である」と批判する声や、「中国の抗議はわが国に対する内政干渉である」との声が上がっている。

 鳳凰網は、「フィリピンにおける嫌中感情の高まりに対し、フィリピン在住の中国系住民の間では警戒心が高まっている」と報じた。(編集担当:畠山栄)

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