抗生物質の半数が家畜や魚に、使用中止や治験段階のも投与―中国

       
 中国国内で毎年生産される抗生物質の約半数が家畜業、養殖漁業に使用されていると、抗生物質濫用の事実を報じた。専門家は「人間は知らず知らず残留抗生物質を口にしており、微量でもじんましんやアレルギーなどの反応を起こす。長期にこれらを食せば徐々に薬害耐性を強め、将来病気を患っても治療できる薬がなくなる恐れがある」と警鐘を鳴らしている。香港明報が伝えた。

 北京大学臨床薬理研究所肖永紅教授らの調査によると、毎年中国で生産される21万トンの抗生物質のうち全体の46.1%を占める9.7万トンは牧畜産業・養殖漁業で使用されている。医療では副作用が強いとされ使用中止になった抗生物質も大量使用されているほか、人体ではまだ実験段階の新種の抗生物質も家畜や養殖魚に使用されているという。家畜や養殖魚への抗生物質の乱用は世界でもよくみられるが、中国の状況は極めて深刻という。

 中国社会科学院農村発展所の尹曙青副研究員が山東省、遼寧省農村部を対象に調査を行ったところ、家畜伝染病を避けるため、50%の家畜場で抗生物質やホルモン剤入りの各種飼料を使用していた。しかも、一部業者は、経験と感覚のみを頼りに家畜に与えていた。

 中国農業科学院飼料研究所副所長の斉広海研究員は「抗生物質の長期使用と乱用はマイナス面をももたらす。主に家畜に薬剤耐性ができること、家畜の免疫機能が低下し死亡を招くこと、そして家畜体内に薬物が残留することは人間の健康を直接脅かす恐れがある」と話している。
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2010年11月30日の中国記事

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