つぶやいて写真アップ…「物乞いの子を救え!」活動に賛否=中国

 中国ではこのほど、行方不明の子どもを捜索しよう、誘拐犯を捕まえよう、などの目的で、街で見かけた物乞いをする子どもの写真を、ミニブログ(短文投稿、閲覧サービス)に掲載する活動が広がりを見せている。活動は、行方不明だった子どもの救出に寄与し、賞賛を浴びる一方で、写真撮影が、子どもに新たな「危害」を加えるのでは、との懸念の声もあるなど、賛否両論を巻き起こしている。中国新聞社などが伝えた。

 活動は、中国社会科学院農村発展研究所の于建〓教授による呼びかけをきっかけに始まったとされる。現在では、中国のポータルサイト「新浪網」をはじめ、多くのミニブログのサイトで、街で見かけた物乞いの子どもの写真を撮影、配信するための特設ページが設けられ、現在も多くの人が投稿している。(〓は「山へん」「榮」)

 ミニブログで盛り上がる活動は、メディアによって「解救乞討児童(物乞いの子どもを救え)」、「打拐(誘拐犯を打倒しよう)」などと紹介され、誘拐犯の逮捕に結びつく有力な情報源として、捜査現場で活用されていることや、行方不明だった子どもが実際に発見された事例が報じられたことなどから、中国全土に「助け合いの輪」として広がりを見せている。

 一方、中国新聞社は、活動の趣旨自体には理解を示すが、「子どもや投稿者への“二次被害”を及ぼす可能性もある」などの懸念の声を紹介する。同社では、投稿者のほとんどが「素人」だと指摘したほか、サイトに掲載された写真をきっかけに、子どもらに対するプライバシーや肖像権の侵害、誘拐犯らによる子どもの拉致、監禁、虐待のエスカレート、投稿者への報復行為、などの可能性もあるとして、慎重に取り扱うべき、との見解を示した。(編集担当:金田知子)

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