危険を生んだ中国高速鉄道の背景(1)「無茶な大躍進」

危険を生んだ中国高速鉄道の背景(1)「無茶な大躍進」
浙江省温州市で23日夜、停車中の高速鉄道列車に後続列車が追突、脱線して車両の一部が高架から転落する事故が発生した。網易は24日、高速鉄道開通以後頻発する大小さまざまな事故について、中国高速鉄道の「大躍進」現象と、この現象を導いた鉄道業界の体質が原因であると論じた。(イメージ写真:中国高速鉄道の脱線事故の現場の様子)<br><br>【関連写真】<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0724&f=national_0724_162.shtml&pt=large">邦人に犠牲者なし、中国の鉄道事故、死者35人</a>(2011/07/24)・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0724&f=national_0724_132.shtml&pt=large">鉄道事故で中国政府が謝罪、「復旧にも全力。原因詳細は不明」</a>(2011/07/24)<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0724&f=national_0724_082.shtml&pt=large">中国の高速列車車両事故…現場近く、別列車も故障で停車していた</a>(2011/07/24)<br>"(サーチナ&CNSPHOTO)
 浙江省温州市で23日夜、停車中の高速鉄道列車に後続列車が追突、脱線して車両の一部が高架から転落する事故が発生した。網易は24日、高速鉄道開通以後頻発する大小さまざまな事故について、中国高速鉄道の「大躍進」現象と、この現象を導いた鉄道業界の体質が原因であると論じた。

■「中国高速鉄道、温州で衝突事故(2011年)」に関する写真

 「大躍進」とは毛沢東氏が1950年代に進めた農工業増産政策。名称とは裏腹に大量の餓死者を出したことから、その後失策を揶揄(やゆ)する語としてしばしば使われるようになった。

 中国高速鉄道の「大躍進」は今年2月に失脚した劉志軍氏が2003年に鉄道部長に就任してから始まったと指摘。20年までに営業キロ10万キロを実現する『中長期鉄道網計画』のもと、大量の資金をつぎ込み急ピッチで新路線を建設してきたことに、専門家からは「やりすぎ」との指摘も出ていたと紹介した。

 ばく大な債務負担のほかに、「ドイツ人が2-3カ月かけて学ぶ高速鉄道運転を中国は10日で学ばせた。ドイツ人トレーナーが『無茶だ』と言ったが、中国側は『10日で北京に返す』と話した」という鉄道部機関誌『旅客報』の記事を紹介。人材育成方法においても「大躍進」は安全面で隠れたリスクを残したと分析した。(編集担当:柳川俊之)

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