韓国人機長の処罰決定…燃料切れSOSの別機に航路ゆずらず=上海

       
 中国民用航空局華東地区管理局は29日、「燃料切れ寸前のカタール航空機に航路を譲れ」との管制の指示を無視したとして、吉祥航空(本社・上海市)の機長ら操縦士に、中国国内での民間機操縦免許の取り消しなどの処分を決めた。機長が韓国国籍であるため、韓国の航空当局にも通報する。中国新聞社が報じた。

 吉祥航空HO1112便が上海市上空で13日、「燃料切れ寸前になっているカタール航空機を先に着陸させるため、航路を譲れ」との管制の指示を無視した。HO1112便はすでに着陸態勢に入っており「当機もあと4分程度の燃料しかない」とうそを言った。両機は上海市の虹橋空港に相い次いで着陸した。

 カタール航空機は管制に対して「メーデー」を通報していた。モールス符号の「SOS」に相当する緊急事態宣言で、燃料残量が残り30分以下になった場合にも認められている措置だ。

 その後の調べで、カタール航空機は「メーデー」を通報するほど燃料が少なくなっていたわけではないことが分かったが、「管制にうそを言い、2機が短い時間間隔で着陸する危険な事態を招いたこと」は吉祥航空機の重大な規則違反と見なされた。

 機長は中国国内での民間機操縦免許を取り消す。今後の再申請も認めない。韓国国籍であるため、韓国の航空当局にも通報する。副操縦士は暫定的に、6カ月間の操縦免許取り消しとする。

 吉祥航空に対しても、経営範囲の拡大や分社設立、航空機購入を当面、認めない。航空便も3カ月間にわたり、10%削減などの処罰を科す。同航空が外国人操縦士を雇用することも、当面は認めない。すでに雇用している外国人操縦士も、あらためて資質の検査を行う。(編集担当:如月隼人)

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