AK-69自身、約1年前から日本ガイシホールでのライブを目標に全国的なツアー活動を地道に続け、インディーズでは過去に例を見ない大規模なワンマンライブを成功させた。
会場は、台風12号の影響にもかかわらず、彼の歴史的瞬間を目撃するために、開場前から長蛇の列で、地元のみならず全国からファンが駆けつけ満席状態。開演前は、彼の登場を待ちわびるファンの熱気に包まれ、特設ステージに設置された大型ビジョンにオープニング映像が流れた瞬間に、悲鳴に近い怒号と歓声が上がり、観客が総立ちになった。
そのオープニング映像後に、主役であるAK-69がステージ最上段に、ステージ下からゆっくり直立した状態で登場。会場はマグマが一気に噴火したのような大歓声に包まれた。スタート1曲目「THE RED MAGIC」からアリーナはもちろん二階席の観客も大合唱。
ステージでは、楽曲に合わせた様々なシチュエーションを演出し、ダンサーの洗練されたパフォーマンスや生バンド演奏でのパフォーマンス、そして会場の女性ファンを1人ステージに上げ、ソファーに一緒に座らせて歌うファンサービスも行った。
壮大なステージセットや、LED映像・照明・花火などの演出は、本人が永年求めていたステージであり、それを実現したものとなった。ファンのことを一番に考える彼らしい「HIPHOPエンターテイメント」を追求したステージは圧巻の一言だった。