中国の鉄道建設が基本的にすべて中断…資金繰り極端に悪化

 中国の鉄道建設分野の最大手、トンネル工事を手がける中鉄隧道集団の王夢恕副総工程師はこのほど、中国における鉄道建設工事は「基本的にすべて中断している」と述べた。政府・鉄道部の資金繰りの極端な悪化が原因という。京華時報が報じた。

 王副総工程師によると、鉄道建設工事は少なく見ても90%以上が止まっており、「基本的にはすべて中断している」状態だ。工事が中断している路線の距離は1万キロメートル以上で、うちトンネル部分は約5400キロメートルだ。

 7月23日に発生した高速鉄道の大事故が、鉄道建設の中止や遅延の要因になったとの見方もあるが、王副総工程師によれば主な原因は技術面ではなく資金問題だ。政府・鉄道部の鉄道分野の二大施工会社である中国鉄路工程総公司と中国鉄道建築総公司に対する未払い分は1300億元(約1兆6244億円)に達し、会社側は工事を進められない状態になった。

 鉄道部の資金不足が注目されるようになったのは、トップの劉志軍部長が規則違反などを理由に解任された2011年2月末前後とされる。同部が8月に発表した2011年上半期(1-6月)財務報告によると、負債額は2兆900億元以上で、負債率は58.53%だった。

 鉄道部は2009年通年で負債の元利合計で732億6000万元(約9154億円)返済したが、2010年の返済額は2倍以上の1501億元(約1兆8755億円)に達した。2011年以降も2、3年は、返済負担が増えることはあっても減ることはないとされる。...続きを読む

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