古い陶器が出た!…聞きつけた住民わっと群がり泥掘り合戦=杭州

 浙江省杭州市郊外の余杭区内で10月末、「工事現場で古い陶器が出た」、「1万3000元(約16万日本円)で売れたらしい」とのうわさが駆け巡り、多くの住民が群がって泥土を掘り返す騒ぎが発生した。10月31日までに当局が乗り出し、掘り出された文化財を回収したという。中国新聞社が報じた。

 「工事現場から陶器や古銭が出た」とのうわさが広まったのは10月28日ごろとされる。工事現場に接する運河の底からすくいだした泥から見つかったとされる。現場には泥土が長さ数十メートル、幅2、3メートルに積まれており、押しかけた300人ほどが群がった。

 付近は農村部で鋤(すき)や鍬(くわ)などを使って掘る姿が目立ったが、一心不乱に素手で泥を掘る人もいた。大勢で掘った方が「お宝発見」の可能性が高くなると、幼い子どもも動員して一家総出で泥土を掘る人々もいた。

 「青磁の小さなわんを掘り当て、1万3000元で売った人がいる」、「玉(ぎょく)製のつぼは10万元(約124万日本円))で売れた」など、おそらくはデマと考えられるうわさも広まり、人々の目は一層、血走った。

 「自分も宝探しをしている」と、メディアに電話をかけてきた人もいる。「勾運路一帯の人がつめかけた。みんなで宝探しだ。陶器や古銭を掘り当てた人もいる」と、早口でまくし立てたという。メディアに通報した人は、文化財の私物化は違法との認識がなかった可能性がある。

 工事現場の責任者は、「多くの人が押し寄せたため、安全上の問題がある」として、やむなく工事を中断した。

あわせて読みたい

サーチナの記事をもっと見る 2011年11月1日の中国記事

新着トピックス

中国ニュースアクセスランキング

中国ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

中国の政治、経済、外交、事件などをお届け中。