飲酒運転、背景に警察など「常識はずれ」の特権意識=中国

 中国共産党系のニュースサイト光明網は、河南省駐馬店市汝南県で10月29日、警察の派出所所長が飲酒運転をして死傷者8人を出す事故を起こした問題を取り上げ、背景には軍や警察の「常識はずれ」の特権意識があると主張する論説記事を掲載した。ジャーナリスト・コラムニストとして活躍する陳方氏の署名原稿だ。同原稿の趣旨は以下の通り。

 罰則が大幅に強化された効果が出て、飲酒運転に絡む事故は減少している。「乗るなら飲むな、飲んだら乗るな」の考え方は、人々の心に浸透しつつある。その一方で、飲酒運転で問題を起こす事件では「当事者の多くは『一般人』ではない現象が発生している。

 飲酒運転で重大事故を起こす自動車の多くは警察か軍のナンバーをつけている。飲酒運転の取り締まりに引っかかっても「ちょっと言葉を交わせば、見逃してくれる」という特権意識がある。汝南県で事故を起こした王銀鵬容疑者は、事故前に宴会に出席したことが分かってている。「(中国の習慣で)酒を飲まないわけにはいかなかったのだろう」との見方がある。それは事実としても、「飲んだ後に運転した」のは完全に本人が決めたことだ。

 つまり、特権意識があるから「大丈夫だろう」と考え、大事故を引き起こしたわけだ。特権を持つものは、普通人の常識とは違う考え方をする。

 一般の人は「法律に抵触する行為があれば、厳しい懲罰を受ける」と考える。しかし、特権を持つ者は「法律を犯しても、自分が持つ地位と言う“財産”を使えば、懲罰を免れるか、軽くすることができる」と考えている。

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