忘戦論に続き、野田首相が再び「わが海洋進出牽制へ」=中国

 10月中旬の航空自衛隊観閲式で公然と中国は「脅威」と発言したのに続き、野田佳彦首相は10月30日、英フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じ、中国の権益拡大で地域の「不確定性」が増しているとし、日本は中国の海洋進出計画を「牽制(けんせい)」すると中国に対し再び「懸念」を示した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

 野田氏はまた、中国が不断に拡大している海洋進出計画を「牽制」したうえで、「不透明なかたちで国防力を増強し、日本周辺の安全保障に不確実性が出ている」とし、中国の海洋活動については、「国際法とルールに基づいた対応を中国に求める」と「非難」した。

 同誌は、中国と日本は東シナ海海域で領土と経済をめぐる対立があり、中国と東南アジア関係国の南シナ海海域での摩擦も激化していると指摘。こうしたことを背景に、野田氏のこの発言は、中国の海・空軍、海洋監視船の海洋活動に対する日本の「憂慮(ゆうりょ)」をあらわしているとの見方を示した。

 10月16日、野田氏は航空自衛隊観閲式で、北朝鮮の動向と中国の海洋活動について、日本を取り巻く安全保障環境は「不透明さを増している」と訓示。中国の兵法書「司馬法」の一節「天下雖安、忘戦必危」(天下が安泰でも、戦争を忘れるのは危険である)を引用し、不測の事態に備えるよう呼び掛けた。

 9月初めに首相に就任した野田氏は以前、中国の拡大する軍事費の不透明性について強調したことがあるが、今回は直接、自衛隊および自衛隊の役割に対して要望を提起する発言となった。

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