中小企業の資金調達がますます困難…需給バランスに問題=中国

 中国の政府系シンクタンク、中国社会科学院で中小企業研究センター主任を務める羅仲偉氏はこのほど、中小企業の資金調達がますます困難になっているとの見方を示し、問題は◆企業側の資金調達パイプの細さ◆金融機関側の体制問題◆中小企業側の管理力不足――の3点に要約できると述べた。中国新聞社などが報じた。

 中国の中小企業は2008年に始まった世界的な金融危機で大きな打撃を受けた。影響は長引き、中国政府は2010年になり中小企業の資金調達を円滑にするため、民間資本による金融業務への投資を緩和する「非公経済36条」を採用した。しかし中小企業の資金調達はますます困難になっている。

 羅主任は、問題の背景には政府の金融引き締めと同時に、中小企業側の資金需要が増大していると分析。中国の経済周期からみて、中小企業にとって、投資を拡大せねばならない時期に来ているとの見方を示した。そのため、資金調達の難しさは、一層大きな問題になっているという。

 羅主任によると、「企業側の資金調達パイプの細さ」については、中小企業の多くが、労働集約型の産業に従事している点を挙げた。低コストこそが中小企業の持ち味であることから、利払いが必要な金融機関からの融資を避ける状態が続いてきた。

 調査によると、中小企業企業の資金調達で最も多いのは親族や友人からの借金で、銀行からの融資はその次だった。個人的な借金は行政などの監督も受けないので、さまざまなリスクが高まる問題がある。...続きを読む

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