画像は橘子(中国)有限公司の公式サイトから。「iorganeGT6」と英語つづりは「organe(オレンジ)」と微妙に変えてはいるが、ロゴマークを見れば、たいていの人は「オレンジ」を連想する。また、社名の橘子は中国語の「オレンジ」だ。どう見ても、同社製品の「iorgane」は、消費者に「iオレンジ」をイメージさせる。
同社自慢の「いつかどこかで見たような」デザインのスマートフォンの画像が大きく掲載されている。うたい文句は「アンドロイド+WCDMAのスマート3G」だ。値下げにより、最も安い機種は1100元(約1万3400日本円)になった。
橘子(中国)有限公司は、英語名は「iorgane」としている。これまでにも社名と同じ「iorgane」シリーズを次々に発売してきた。3月に発売した「iorganeG5」は外見が特にiPhoneシリーズに似ているとして、同社は公式サイトで「最もアップルなiorgane」と自画自賛した。
「iorganeGT6」の正式発売は7月で、同社は直後に「品薄のため、ご注文いただいた当日のうちには発送できない可能性があります。
橘子(中国)有限公司の公式サイトに会社所在地は明記されていない。会社紹介のページには「優秀な人材が創業したブランド企業。大量の優秀な人材を有し、技術力の層も厚い」、「有名メディアの調査によると、iorganeへの注目度は、すでに多くの国際ブランド製品を超えた」などと記載されている。
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◆解説◆
中国で比較的注目度が高いとされるIT製品の紹介サイト「ZOL報品報価」では、「携帯電話」のカテゴリーの一部にコピー商品を特集する「パクリ携帯」のページを設けていた。同ページは現在、更新されていない状態だが、3月に発売された「iorganeG5」についての「近日中に発売」などの内容は残っており、一部で情報が混乱している。(編集担当:如月隼人)