無資格の住職が「先祖伝来の処方薬」 服用の女性が死亡―中国

 中国北京市で医師資格のない住職が「先祖伝来の秘法」と称して女性のリウマチ患者に生薬10種を投与して中毒死させる事件が発生、住職が逮捕された。中国新聞網が伝えた。

 同市昌平区にある寺の住職である容疑者は今年3月、寺を訪れたリウマチ患者の女性に対してマオウ、トチュウ、ウズ(トリカブトの母根)など10種の生薬130グラムを50度の蒸留酒(白酒)2.5キログラムに浸したものを少量ずつ服用するよう指示。女性が服用し続けたところ7月に入り体に異変が起こり死亡した。死因はトリカブト毒による中毒と鑑定された。

 この住職は1999年に出家、2009年に昌平区の寺にやってきた。「小さい頃から父親に中国医学を学んだ」と語り、昨年4月より「先祖伝来の秘法」を用いて無料で治療行為を始めたという。

 死亡した女性の兄は、住職に対して法的責任や賠償責任を追及しないよう公安当局に求めたことを明らかにした。しかし、検察は無免許で医療行為をした「不法医療行為罪」容疑がかかっているとして、刑事起訴する姿勢を示した。

 中国では中国伝統医薬(中医薬)資格の規範化を進めているが、無許可の医療行為やいわゆる「ニセ中医専門家」が後を絶たず、中医薬業界発展の足を引っ張っているのが現状だ。(編集担当:柳川俊之)

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