ダム放水でカドミウム泥を押し流す…当局「下流に影響なし」=広西

ダム放水でカドミウム泥を押し流す…当局「下流に影響なし」=広西
広西チワン族自治区を流れる柳江にある紅花水力発電所は13日までに、支流の龍江河の底に溜まったカドミウムで汚染された泥を押し流すために一斉放水を始めた。柳江沿岸にある柳州市環境保護局のゴン継冬副局長は、「下流の水質に影響することはない」と表明した。<br><br>【関連写真】<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0417&f=national_0417_019.shtml&pt=large">今度は「毒カプセル」事件…薬と思ったら重金属入り=中国</a>(2012/04/17)<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0816&f=national_0816_077.shtml&pt=large">工業汚染“死亡村”住民に「臭い虫を生食」の民間療法=雲南</a>(2011/08/16)<br>"(サーチナ&CNSPHOTO)
 広西チワン族自治区を流れる柳江にある紅花水力発電所は13日までに、支流の龍江河の底に溜まったカドミウムで汚染された泥を押し流すために一斉放水を始めた。柳江沿岸にある柳州市環境保護局のゴン継冬副局長は、「下流の水質に影響することはない」と表明した。中国新聞社が報じた。(「ゴン」は「龍」の下に「共」)

 現地では雨が降り続き、ダム水量が増したことで放水を開始した。2012年になり龍江河のカドミウム汚染が大きな問題になった。自治区河池市の一部農村部では2008年の事態で、住民の顔がむくんだり浮腫(むくみ)が出る、視力が低下するなどの健康被害が出ていた。砒素(ひそ)中毒と判断されたが、その後、カドミウム汚染も発生していたことが分かった。

 現地ではスズ、アンチモン、亜鉛、インジウム、鉛などの地下資源が豊富で、中国有数の産地だ。不適切な環境対策で、川の水が汚染された。一連の環境汚染で河池市の環境局局長らが解任され、無許可で操業して汚染物質を川に排出していた企業が摘発された。住民向けには「龍江河の水を飲用しないように」との通達が出された。

 増水期のため柳江と支流の流れが速くなり「川底にたまった泥が攪拌(かくはん)される恐れがある」として、柳江市当局は柳江などから取水している水道水を検査したが、いずれも国家標準を満たしていたという。

 柳江沿岸にある柳州市環境保護局のゴン継冬副局長は、紅花水力発電所のダム放水について「増水期になり、カドミウムを含む沈殿物を押し流すのに有利だ。わずか3カ月で、龍江河にある汚染された沈殿物を基本的に一掃できる」と説明。「水量が大きいので、カドミウムを含む沈殿物が下流の水質に影響を与えることはない」と主張した。(編集担当:如月隼人)

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