火葬後に「ミス」判明…病院霊安室に賠償金支払い命令=河南

 河南省南陽市中級人民法院(裁判所)は9日、同市内の病院霊安室の運営を請け負っていた業者に対して、2009年1月24日に「違う遺体を渡した」として、遺族に対して経済的損失の補償および慰謝料4万4902.9元(約56万3700円)を払うように命じた。判決は確定した。中国新聞社が報じた。

 原告は亡くなった男性の娘の丁さん(仮名)。丁さんは霊安室から遺体を受け取り、葬儀を営んでから火葬した。6日後に、丁さんの父親の遺体は霊安室に残っており、火葬したのは別の男性の遺体だったことが判明したという。

 丁さんは遺灰を「本来の所有者」であるべき別の遺族に渡し、霊安室で保管されていた父親の遺体を引き取った。丁さんは改めて、火葬をおこなった。

 病院の霊安室は委託業者が運営していた。霊安室の運営業者は「遺体を間違って火葬されてしまった」家族には慰謝料6万5000元(約81万6100円)を支払うことで同意したが、丁さんに対しては補償をしようとしなかった。

 そのため、丁さんは霊安室運営業者らを相手に、経済的損失の補償および慰謝料として計8万5000元(約106万5000円)の支払いを求める裁判を起こした。一審の南陽市宛城区人民法院は約2万5000元(約31万3000円)の支払いを認めたが、丁さんは不服として上訴していた。

 二審の南陽市中級人民法院は、「遺体の取り違え」が、霊安室運営業者の管理が混乱したために発生したと認めた。ただし、丁さん側にも受け取った遺体を確認するなど、最低限の注意義務を怠る落ち度があったとして、丁さんが求めた8万5000元の支払いのうち、4万4902.9元だけを認めた。二審が最終審であるため、判決は確定した。(編集担当:如月隼人)

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