アップル下請け中国工場で2000人が暴動、40人負傷、死者も?

 シャープへの出資で騒がれている台湾の鴻海精密工業、その傘下である富士康科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)の中国工場で24日、暴動が発生した。2000人以上の乱闘騒ぎとなり、少なくとも40人程度の負傷者が出ており、情報は錯綜(さくそう)している。

 富士康はアップルをはじめ、デルやマイクロソフトなど世界大手の下請け会社として有名。中国全土に労働者110万人を抱え、世界のデジタル・通信製造の一翼を担っている。暴動が起きたのは、中国中部の山西省の省都である太原市にある工場。この工場だけで7万9000人(一部情報では10万人)の労働者が働いているという。

 現地情報によれば、山東省出身の労働者と河南省出身の労働者の小競り合いから大規模な暴動に発展。すでに現地警察が介入し、現地時間15時までには暴動は沈静化しているという。2000人規模の暴動、負傷者は40人という情報のほかに、一部の中国メディアでは「少なくとも10人死亡」などとも報じている。中国では暴動の模様を撮影した写真や動画がインターネット上に流れ出している。

 同工場で発売されたばかりのアップルiPhone5の部品が製造されているかどうかは不明。富士康側は守秘義務により回答を拒絶している。

 富士康側の説明によれば、今回の暴動のきっかけは業務や待遇に関することではなく、単純な労働者間の小競り合いだという。ただし、それが急速に2000人規模にまで膨れ上がった経緯は不明。

 今回暴動が起きた工場に限らず、中国に多数ある富士康の工場では、過労や待遇不満などに伴う労働者や従業員の飛び降り自殺が相次ぐこともあったなど、中国でも職場環境面で問題があるとされていた。

 現在、暴動のあった工場は閉鎖され、操業を停止。現地警察当局による調査が続いているという。(編集担当:鈴木義純)
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