航空母艦の保有で、戦争勃発の危険は低下した…中国軍関係者

 中国・国防大学戦略教研部戦略研究所の孟祥青副所長はこのほど、中国が航空母艦を保有したことで、戦争が発生する可能性は低下したと述べた。中国新聞社が報じた。孟は軍籍を持つ研究者で、階級は大校(「大佐」に相当)だ。

 孟副所長は、これまで空母保有に反対する意見として、「中国は平和発展を堅持する大国だ。航空母艦は攻撃的兵器なので中国は保有すべきでない。さもなければ、中国は平和発展の方向を変えることになる」との主張に接したことがあると説明した上で、「しかし、ひとつの国家が外部に脅威を与えるかどうかは、どのような武器を持ち、どのような軍事的実力を有するかではなく、根本的に国家の意図と戦略によって決まる」と主張。

 「中国の根元戦略は平和発展であり、国防政策も積極的防御だ。これは策略や権宜之計(うそも、その場をしのぐめの適切な手段との考え)ではない。共産党と国家の重要文献や綱領にも記載されている」と説明した。

 孟副所長は中国の核戦略にも触れ、「中国は世界の核保有国の中で唯一、『三不政策』を宣言している」と説明。中国の核兵器「三不政策」とは、「先制使用はしない」、「核兵器を保有していない国や地域には、核兵器を使用せず、核兵器による威嚇もしない」、「核兵器そのものと、関連技術を拡散させない」の3方針を指す。

 孟副所長によると、航空母艦についても同じ理屈で「いかなる国家に対しても、空母を派遣して攻撃することはしない」という。ただし「中国は、いかなる国家、いかなる勢力も、中国の核心的利益に対して重大な現実的脅威をもたらすことを容認しない。言い方を代えれば、空母はわれわれの反撃のための道具だ。中国はみずから、他人を攻撃することはしない。ただし、他人がわれわれを攻撃する場合には抑制することができる」と論じた。

 そのため、中国が空母を保有していることは「戦争が発生する可能性を低下させる。あきらかに、平和維持に役立つ」という。

◆解説◆

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 中国がウクライナから購入した「ワリヤーク」は25日に正式に就役した。中国名は「遼寧」と発表された。(編集担当:如月隼人)

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