複数の韓国メディアによると、アン・ギウォン氏はCBSラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」に出演。息子が金メダルを獲得した瞬間を振り返りながら「実力不足で韓国を離れたのではない。すべての逆境に打ち勝ち、五輪の金メダリストであることを証明してみせたので涙が止まらなかった」と話した。
ビクトル・アンは韓国で所属していたチームが解体するという不運に見舞われた。しかしアン・ギウォン氏は、ロシア行きはチームが解体する前に決めていたことで、チーム解体がきっかけになったのではないと説明。「(息子は)韓国で自由に活動できないのでロシアに行った」とし、韓国スケート連盟が組織全体を改革しなければ、派閥騒動やコーチのセクハラ事件といった問題は今後も続くと指摘した。
「ほかの選手の親の中にロシアへの帰化を打診してきた人がいるか」と問われると、アン・ギウォン氏は「誰とは言えないがそのような親はいる」と発言。ビクトル・アンがロシアで成功したことを受け、韓国のスケート選手の中にロシア行きを検討する動きがあることを明かした。
韓国に戻る可能性については「韓国に問題があるからロシアに行ったのに、再び韓国に戻って苦労し、上の人の顔色を伺いながら生きてほしくない」として否定。ロシアではプーチン大統領、ロシアスケート連盟などみんなが必要としてくれるのだと説明した。
また息子がロシアのスケート連盟会長からコーチに任命され、モスクワ大学の大学院で勉強する機会も与えられたと説明。「(息子は)選手をすぐにやめるつもりはなく、力がある限り続ける予定だ。
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