「子どもを連れて公園に行ったら、腰の曲がったミッキーがいた。居たたまれなくなってお金をあげた」
市民の情報をもとに現場に行ってみると、確かに腰の曲がった着ぐるみが手を振っている。しかし、10分ほどすると立っていられなくなり、石段に座り込んでしまった。そして、「頭部」を外すと、乱れた白髪と玉のような汗の年老いた女性の顔が現れたのだ。
「ミッキーおばあさん」と呼ばれるこの女性は今年75歳。
着ぐるみはもともと息子が小銭を稼ぐために買ったものだったが、仕事が見つかったため女性が着るようになった。「息子は40歳を過ぎているのに独身だ。あの子の足手まといになりたくない。お金を稼いで嫁さんを見つけてやりたい」と女性は笑いながら語った。
息子が独身でいる理由は知る由もないが、息子に対する年老いた母親の思いが痛々しいほどに伝わってくる。
記事を読んだネットユーザーからは「心が痛んだ」という複雑な心境を吐露する声が寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(写真は洛陽網の17日付報道)
【関連記事】
いまだ健在「いつかどこかで見たような」…中国メディア意に介さず(2012/02/02)
人気の石景山遊楽園-いつかどこかで見たような(2007/05/02)
石景山遊楽園:ミッキーではない!「大耳の猫だ」(2007/05/10)
やっと会えたネ、「本物」のミニー! ―中国人観光客(2008/06/20)
バレンタインだからOK? 福建でミッキーの花売り(2009/02/14)