中国軍幹部、新疆など少数民族自治区への視察相次ぐ

 中国・中央軍事委員会(解説参照)の許其亮副主席は7月中旬、新疆ウイグル自治区とチベット自治区を視察した。同時期に国防相を兼任する常万全同委委員は寧夏回族自治区を視察した。中国では今年(2014年)になり、軍幹部の少数民族自治区視察が相次いでいる。特に多いのは新疆ウイグル自治区という。北京青年報、中国新聞社などが報じた。

 許副主席は訪問先で「習近平主席とその他の委員の代理」として、現地で勤務する将兵に敬意を表明したという。

 中国は、内モンゴル自治区、寧夏回族自治区、新疆ウイグル自治区、チベット自治区、広西チワン族自治区と5カ所の少数民族自治区を設けている。少数民族自治区は行政区画として省と同格の扱いだ。

 2014年になってからの半年余りで、中央軍事委員会委員は少数民族自治区5カ所すべてを視察したという。

 特に注目すべきは新疆ウイグル自治区への視察の多さで、過去1年間の間に習近平主席、范長龍副主席、許其亮副主席、常万全委員が同自治区を訪れた。許副主席は2013年10月と14年7月の2回の視察だ。

 春節(旧正月)前の時期に軍首脳陣が地方を訪れるのは恒例だ。今年の場合、習近平主席が内モンゴルを訪れ、民族の団結と祖国の防衛について訓話を行った。その他の委員も、さまざまな場所に足を運んだ。春節前の視察には、「慰問」の意味合いが強い。

 一方で、政治的な意図により時期を選んだ訪問もある。常万全委員(国防相)は5月に中国最南部の雲南省を視察した際、現地に兵員や軍事物資を集結させる「国防動員」を行った。中国が南シナ海で資源探査を始めたことがきっかけで、ベトナムとの対立が深刻化したことへの対応だった。中央政府で外交担当の楊潔〓国務委員が電話で、ベトナムの副首相に猛抗議しているタイミングでも「動員」だったという。(〓は竹かんむりに「厂」、内側に「虎」)

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