北京市でまもなく、トロリーバスの新型車両が運行を始める。従来の車両に比べ大型になっただけでなく、先頭部分の曲面性を強調するなどの斬新なデザインだ。
乗り物マニアの間では「電気ナマズ」との愛称が定着しつつあるという。(写真はCNSPHOTO提供)

 「電気ナマズ」の全長は18メートルと、これまでのトロリーバスの2倍近くになった。定員は147人で、旧型車両では26席だった座席は36隻になった。

 北京市でのトロリーバス路線は、おおむね市の中心街にある。中国語でトロリーバスは「無軌電車(ウーグイ・ディエンチャー)」または単に「電車」と呼ばれてきた。「無軌電車」は「レールなし電車」の意で、単に「電車」で通じたのは、地下鉄などが整備されておらず、長距離鉄道路線も電化が遅れたので、人々の身近な「電気で走る乗り物」と言えばトロリーバスという時代が長かったからだ。


 しかしトロリーバスの新型車両は一般に、「新型電動公交車」と呼ばれる。「公交車」は「公共交通汽車」などの略語で、都市部を走る路線バスの名称として定着した。その用語に「新型電動」をかぶせた形だ。新型車両はイメージが一新されたことで、旧型車両と同じ呼称ではピンとこないとの心理が働いているようだ。(編集担当:如月隼人)(写真は「CNSPHOTO」提供、8日撮影。)


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