1970年代から90年代に活躍、アジアの歌姫と呼ばれ人々を魅了した台湾出身の歌手テレサ・テン(〓麗君)さん。没後20年を迎えた5月8日、実兄の〓長富さんが妹を思う発言が注目された。
中国メディアの海峡導報によると、長富さんは山東衛星テレビに出演し、テレサさんの生前の悔しさを話したという。「良い学歴を持てなかったこと、家庭を築けなかったこと、中国でコンサートを開催できなかったこと」が、テレサさんが抱いていた3つの遺憾だそうだ。(〓は「登」におおざと)

 また、長富さんは特別に大切にしている2つの形見があるそうで、ダイヤモンドのネックレスと一枚の写真だと語った。「ネックレスは大型コンサートを始めとする重要な場面で、テレサさんが必ず身に着けていた物。写真は長富さんの結婚式でテレサさんがブライドメイド役になった、記念ショット」だそうだ。テレサさんにとって、生涯一度きりのブライドメイド経験だったと初めて明かされた。

 このように長富さんのテレビ出演を中華圏の各メディアが取り上げ、亡くなって20年過ぎた歌手としての功績が称えられ、名曲の数々が今でも愛されていることがうかがえる。技術を駆使してテレサさんを映し出す「3Dコンサート」の開催が今年は話題だが、5月の台北公演に続き8月には上海公演が予定されているという。蘇るテレサさんの姿に、観客の多くが涙し会場は感動に包まれることになるだろう。(編集担当:饒波貴子)(イメージ写真提供:(C)millions27/123RF.COM)


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