中国経済がもはや「投資」に頼れない訳 7億円以上かけて建設した空港、利用者は1日10人

中国経済がもはや「投資」に頼れない訳 7億円以上かけて建設した空港、利用者は1日10人
 これまで中国経済を大きく牽引してきたのが、外需と投資だった。しかし、世界的に経済が落ち込めば、外需は大きく後退する。一方の投資だが、景気の悪化などで「回収の目途が立たない」事態になれば、投資は冷え込む。その象徴として、600万ドル(約7億1280万円)相当を投じて建設したが、1日の利用者が6人しかいない空港がある。(イメージ写真提供:(C)郭輝/123RF.COM。上海市内のテムズ・タウン)(サーチナ)
 これまで中国経済を大きく牽引してきたのが、外需と投資だった。しかし、世界的に経済が落ち込めば、外需は大きく後退する。一方の投資だが、景気の悪化などで「回収の目途が立たない」事態になれば、投資は冷え込む。その象徴として、600万ドル(約7億1280万円)相当を投じて建設したが、1日の利用者が6人しかいない空港がある。

 遼寧半島の南沖の島にある長海大長山島空港は長さ850メートルの滑走路が1本あるだけと、規模の小さなローカル空港だ。それでも、中国メディアの参考消息によると、建設のために600万ドルが投じられたという。現在のところ、利用者は1日にわずか6人。通常の手法で投資が回収できるとは、とても思えない。

 参考消息は、上海市にも「役立っていない大規模施設」が複数あると紹介した。その1つが同市浦東新区の「五角世貿商城」だ。2010年の上海万博と同時期に、約2億ドルを投じて建設されたという。外観や規模は、米国防総省のペンタゴンにそっくりだ。ちなみに中国では「ペンタゴン」が「五角大楼」と呼ばれるので、呼称も「もじり」ということになる。

 テナント出店を当て込んだ商業施設だが、入居状況は惨憺たるもの。使われていないエスカレーターの手すりにはほこりがつもり、建物内で客の姿は稀という。広大な屋外駐車場に停められている自動車はわずか数台だ。

 同施設が「最後の頼みの綱」としているのは、8キロメートルほど離れた場所にあり、2016年夏に開業が予定される上海ディズニーランドという。

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