中国メディア・新浪の微博(ウェイボー)アカウント「微天下」は9日、日本の愛知県で7日に異臭騒ぎが発生して電車がストップし、中国や台湾の発酵食品である「臭豆腐」が原因として疑われたと報じた。これに対して、中国のネットユーザーがさまざまな反応を示している。


 記事は、7日に同県内を走るJR関西線の駅に到着した電車の乗客から異臭がするとの連絡があり、防毒マスクを着けた消防隊員が車両内の捜索にあたったとした。そして、この影響により電車が2時間近く停車したと伝えた。また、駅のゴミ箱から「臭豆腐」が見つかり、乗客が車両内で汁をこぼしてしまった可能性があると紹介している。

 このニュースに対して中国のネットユーザーからは「中国の武器庫に、臭豆腐という新たな武器が増えた」、「恐るべし臭豆腐」、「日本の弱点を見つけたぞ」、「また中国が悪者にされるのか」などといったコメントが寄せられた。

 半ば「ネタ」的に捉えるユーザーが多くいる一方で、このニュースから「日本の凄さを改めて思い知った」との感想を残すユーザーも。ちょっとしたにおいで電車を止めて問題がないかを調べる姿勢に「強い責任感と誠意」を感じたようだ。


 日本の公共スペースにおいて異臭に対してより敏感な対応を取るようになったのは、やはり1995年3月に発生した地下鉄サリン事件によるところが大きいだろう。一部中国ユーザーもこの点を指摘している。「臭豆腐ぐらいで何だ」という意見もあるようだが、中国国内でも臭豆腐は地下鉄などでのトラブルをしばしば引き起こしている。やはり、臭いものは臭いのである。しかし、大事なのは臭豆腐が臭いかどうかの議論ではなく、慣れないにおいを嗅いだ時にどう行動するかという点であることは言うまでもない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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