
そんな「常識」を覆すような防水防塵機能を持ちながらもスリムで美しいデザインのスマートフォンを、日本を代表するメーカー・ソニーが作っていると、中国のIT系メディア・太平洋電脳網が1月14日付の記事で紹介している。
記事は、「われわれが持つ『三防手機』の印象は大きくて厚くて重いというもの。しかし、ソニーのものは芸術品である。他社のものが、ヘルメットをかぶったサバイバルツールのように見えてくる」としたうえで、ソニーがZシリーズに代表される「芸術的」な防水防塵機を発表できる背景について4つの点から論じた。
1点目は、製品の位置づけの問題。ソニーの防水防塵機能はあくまでも日常生活における補助的な機能であるのに対し、「サバイバルツール」のような他社製品は極端な環境での使用が想定されているとした。2つ目は、ソニーがスリムな形状の防水防塵機を製造するうえでの特許を早々に取得しており、他社は特許問題を避けるため図体の大きいデザインを採用せざるを得ないことを挙げた。
また、3点目には美しいデザインでファンを獲得したソニーの名声がダサいデザインの防水防塵機の発売を許さず、最新技術の研究に向かわせたこと、4点目には精緻さ、使いやすさを追求する日本メーカー、さらには日本全体の文化が影響していることを示した。