日本では小中学校、さらには高校において、制服を導入している学校は少なくない。多様性があると同時にデザインに凝っているものも多く、制服で学校を選ぶ人もいるほどだという。
学校に制服を導入しているのは日本だけでなく、その国ならではの制服も多い。中国メディアの新華社はこのほど、「制服の世界一、日本は最もかわいく、中国は最もオーソドックス」と題して各国の制服を紹介した。

 記事はまず、日本の制服が「最もかわいい」と紹介。女子学生が着用するセーラー服は、「アニメのような風格」であり、男子学生が着用する学ランは、深い色の詰め襟で「人民服に似ている」と紹介した。

 次いで、米国の制服が「世界で最もこだわりがない」と紹介。制服着用が義務ではない学校が多く、制服の着用は本人の自由だという。
また、「もっともセクシーな制服」としてタイを紹介。女子学生の制服は体のラインが出るピッタリとした白いシャツに、スリットの入った黒いミニスカートだと紹介した。

 さらに「最も正統派」な制服として英国を挙げた。オーソドックスなデザインで、男子学生はスーツに革靴とネクタイ、女子学生はリボンかネクタイを着用しなければならず、こうした正統派の制服が「英国の学生の気質と審美観に影響を与えている」と論じた。

 ほかにも、女子学生の制服が「最も淑女風」なのが韓国、「最も保守的な」制服はスカート丈がひざ下と決まっているマレーシア、「最も厳格」なのが体育の授業以外は必ず制服着用のオーストラリア、「最も民族的特色を持っている」のがオマーン、「最も特別」なのがブータンだとした。

 記事では最後に「最もオーソドックスな制服は間違いなく中国だ」と主張。
その理由として、「サイズの違いのほかは、デザイン的に男女の区別が何もない、ゆったりとしたジャージ」だからだという。記事は「オーソドックス」だと主張しているが、中国国内では「ダサすぎる」との声も多く、各国のこだわりの制服の数々を見て、中国のおしゃれな学生たちはため息をついているかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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