同じ漢字文化の国である中国と日本だが、各個人に付けられる姓名の特徴は大きく異なる。特に日本の苗字はバリエーション豊かで、珍名も枚挙にいとまがない。
なかには、中国人にとっては思わず笑ってしまうものもあるようだ。中国メディア・網易が22日に紹介した。

 記事は、日本を代表する苗字といえば鈴木、田中、佐藤などがあるが、実はこれらは日本に数多存在する苗字のごく一部に過ぎないことを説明。そのうえで「こんな奇妙な日本の苗字はきっと聞いたことがないだろう」として、いくつかの例を紹介している。

 最初に紹介したのは「我孫子」。日本では地名や苗字として用いられるが、中国では有名な罵り言葉である。
中国人留学生が多く住む千葉県にこの地名があることから「奇抜な苗字というと、みんな真っ先にこれを思い出すかもしれない」と解説した。

 続いて、「新妻」、「龍神」、「大串」、「牛腸」、「鼻毛」といった苗字を紹介している。「大串」の奇抜たる所以は、「串」という文字を見ると「羊肉串」などに代表される肉の串焼き料理を想起させることにあるとのことだ。「牛腸」、「鼻毛」などは、日本人が見ても驚くレベルの珍名ではないだろうか。

 さらに、奇抜度が高い苗字として紹介されたのが「上床」だ。「うわとこ、うわどこ、かみどこ」などの読みがあるようだが、中国人にとってこの2文字は「ベッドイン」を意味する。
ゆえに、この苗字に出会った時の衝撃ぶりは、容易に想像できるだろう。

 日本の苗字の種類については諸説あり、同字異音の種類の数え方の違いなどによってはっきりした数は分かっていないが、少なくとも10万種類はあるとされている。その大半はほとんど使われていないものなのだが、中国人にとって奇抜であったり笑ってしまったりするような苗字はまだまだたくさんあるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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