中国メディアの今日頭条は11日、中国は世界のレアアース供給の90%以上を担う存在であるにもかかわらず、中国がレアアース産業において価格決定権がない理由を考察し、中国は「日本がいかにレアアースを大事に利用しているか、日本から学ぶべきである」と主張した。
記事は、中国がレアアース生産で独占的な地位にあるのは「レアアースが中国国内にしか存在しないためではなく、中国ではレアアース生産にかかるコストが低いためにすぎない」と指摘。だが、中国は長期間にわたってレアアースを大量に採掘してきたことから、中国のレアアース埋蔵量はすでに世界全体の30%以下にまで低下していると主張した。
一方、中国がレアアースの輸出量を制限し始めて以来、日本や米国はレアアースの貯蔵を大々的に開始し、特に日本は廃棄された製品からのレアアースを回収を強化していると指摘。さらに、日本はインドやカザフスタンなど、中国以外の国からのレアアース調達も推進していると紹介し、このままでは中国のレアアース産業における地位は低下してしまうと危機感を示した。
さらに記事は、日本は近年、「レアアースを使用しない、もしくは使用する量を著しく減少させた製品の開発を推進している」とし、中国レアアース産業にとっては非常に恐ろしい成果を数多く挙げていると主張。
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