広い国土を誇る中国では物流や人の往来のために様々な交通機関が整備されているが、マイカーを持つ中国人にとっては遠出の際に高速道路を利用することはごく当たり前のことになっている。中国人からすると国土の狭い日本の高速道路がどのようなものなのか関心があるようだ。


 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の高速道路について、中国と比較する記事を掲載し、「車線数が少なく、全体的に狭いものの、よく整備されていることがわかる」と伝えている。

 記事は、日本はアジア各国のなかでも高速道路が発達している国だとし、日本は国土面積が37万平方キロメートルしかなく、人口も1億2000万人ほどしかいないにもかかわらず、高速道路の総延長は9000キロメートルを超えると驚きを示した。さらに、中国と比べた場合、日本の高速道路は山や起伏の多い地形のなかに造られているゆえ「狭いのが一般的だ」と伝えた。

 しかし、日本の高速道路から見える光景としては、山を切り崩した人為的な痕が基本的に見られないうえ、路肩には植物が植えられ道路脇の風景とつながるよう配慮されていると紹介したほか、運転手の注意を引かないよう広告も存在しないと指摘、広さの点では中国に劣るかもしれないが設計面では優れた点も多いと評価した。

 また制限速度を比べると、日本は一般的に時速100キロの制限があることを紹介したが、中国は一般的に時速120キロであるため、日本の速度を遅いと感じたようだ。だが、日本ではすでに最高時速120キロまでの引き上げが決まっており、中国と同じ速度になることが決まっている。
他にETCの普及については日本が進んでいることを認め、料金所での渋滞の緩和に繋がっているとした。中国では高速道路を頻繁に利用する路線バスなどにはETC機が搭載されているが、まだ一般の車両への普及は進んでいないように見受けられる。そのため料金所が大渋滞となることも少なくない。

 そのほか記事は、日本の高速道路はよく整備されており、道路に亀裂や穴がなく、各種標識や区画線もはっきりと明示されていることを評価し、こうした点は称賛せざるを得ないとまとめている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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