日本に関心を寄せ、日本のローカルな文化を知りたいという中国人が増えている一方で、日本人が中国に対して抱くイメージにも現実とのギャップが存在することが知られ始めたようだ。中国メディアの今日頭条は18日、「日本人の多くが中国に対して抱く誤解」について紹介する記事を掲載した。


 日本の漫画やドラマなどを通じて、日本のローカルな情報が中国に伝えられるようになっているが、記事は「日本へは中国の日常が伝わっておらず、日本人は中国を大きく誤解していることもある」と主張。たとえば「中国は自転車が多い国だと思っている日本人はまだ存在する」と紹介。中国のイメージとして「自転車を漕ぐ人で車道が埋め尽くされている」というものを連想する人がいるかもしれないが、これは過去の話であり、現在の中国は自動車の普及が進み、地下鉄などの交通機関も発達していて、大量の自転車が車道を埋め尽くす光景は過去のものとなっている。

 また「上海と北京を除いて中国はみな田舎だ」というイメージを持つ日本人もいるとし、舗装されていない道路にすさんだ街並みの様な貧しい地域で暮らしていると思われていると指摘した。また「香港とマカオが中国に属している」というのも厳密に言えば誤解とし、実際はそれぞれパスポートも異なり、「中国人も香港やマカオを訪れるにはビザが必要である」とした。

 他に日本人が大好きな中華料理について、天津飯は中国には存在しない料理であり、「中国人からすれば日本で創作された中華料理である」と指摘したほか、お酒については「紹興酒しか飲まない」と思われているが、よく飲まれているのは透明でアルコール度数の高い「白酒」(ばいじゅう)であるとした。


 こうしたことは日本で暮らす中国人が、出身地を尋ねられたりする会話の中でよく生じる誤解とし、日本人が中国について大ざっぱで間違った理解をしていることを感じるとしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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