中国メディアの界面は10日、そんな日本の自販機について「日本の小売店はなぜ商品を何でも自販機で売りたがるのか」と題する記事を掲載した。
記事は日本で非常によく見かける自販機について「一種の文化」にまでなっていると紹介。実際、自販機がない日本は考えられないほど、日本にはすっかり根付いていると言えるだろう。また、中国の自販機事情では考えられない商品も多く、タバコのほか、ビールやホットフード、さらにはお守りまで自販機で売られていると伝えた。
では、なぜ日本ではここまで自販機が定着したのだろうか。記事はその理由の1つとして「人件費の高さ」を挙げた。担当者が定期的に商品を補充して売上金を回収するだけで済むため、人件費が安く済み、バブルで不動産が高騰した時も店舗の費用が浮くため人気となったと、販売側の都合があったとした。
また、忙しい仕事の合間に買うのに便利であることや、現金払いが好きな日本人がたまった硬貨を使うのに利用しているなど、利用する側にとっても便利だと指摘。さらには、機械を破壊される心配のない治安の良さや、日本人の機械やロボット好きも関係があるという見方を紹介した。