記事は、韓国メディアが、「冬はすでに過ぎ去ったのに、韓国を訪れる中国人観光客の減少はいまだに続いている。中国人観光客を大きな収入源と見ている免税店などの観光業界にとっては、寒風が頬を叩くどころの話ではない」とし、唐代の東方?(とうほうきゅう)による唐詩「昭君怨」の「春来不似春」(春来たれども、春に似ず)という一節を用いて現状を形容したと伝えた。
韓国観光公社などが25日に発表したデータによれば、今年2月に韓国を訪れた中国人観光客数は34万5341人にとどまり、前年同月に比べて41.5%と大きく減少したという。韓国メディアからは「高高度防衛ミサイル(THAAD)の余波はまだ収まっておらず、短期間のうちに中国人観光客数が回復することを期待するのは時期尚早だ」との見方が出ているようだ。
記事は、「THAAD問題改善の情報が後を絶たないが、実際は何の変化も感じられない。これが韓国の観光業を苦しめている。象徴的なのは免税店業界。業界ナンバー1のロッテ免税店は昨年第2四半期、14年ぶりとなる赤字を出し、一部の店舗が閉店するという苦境に立たされた」としている。
そして、韓国の免税店業者の多くが、業績の回復にはTHAAD問題で開いた穴を徹底的に越えなければならないと認識しており、観光客の本格的な回復を実現しなければ、中国の輸入代行業者による消費だけでは損失を補填しきれないとの認識で一致していると紹介。一方で「もうちょっと待ってみようじゃないか」と、中国人観光客の回復に期待感を示す業界関係者もいたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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