公共の乗り物に乗る際に、外国人が日本の治安の良さを感じるというのが「荷物検査がないこと」だという。日本にいると当然のことのように思うが、中国では中・長距離バスや列車、高速鉄道に乗る前には、空港のようにX線の機械を通して荷物検査を受けなければ乗車できない。


 中国メディアの快資訊は17日、日本の公共交通機関で荷物検査がない理由を分析する記事を掲載した。簡単に言うと「治安の良さ」に尽きるとしているが、記事では主になぜ日本は治安が良いのか、その理由を分析している。

 記事によると、日本では法律の整備や科学技術に頼るよりも「民度の高さ」を重視しているのだという。中国では国民が安心して暮らせる社会を作るために、全国に監視カメラを張り巡らせ、顔認証システムの開発などに力を入れている。交通の乗り物の荷物検査も同じ理屈で、多くの中国人は「治安向上のため」と受け入れているようで、特に不満は見られない。

 日本も科学技術に力を入れており、科学技術の競争力・研究開発費はともに世界トップクラスだ。
しかし、記事はその根底にあるのが「教育の重視」で、日本全体の民度を押し上げていると分析。日本は義務教育の普及と教育レベルでは世界一であると高く評価し、小さな島国にも関わらずノーベル賞の受賞者でもアジア一であり、世界でも上位に入るほどだと指摘した。このように、教育によって国民の素質を上げれば自然と治安も良くなるということのようだ。

 同じ治安の向上を目指すにしても、荷物検査や監視カメラによって国民の安全を守るのと、民度の向上で解決するのとでは大きな違いがあると言えるだろう。やはり日本の生活は大変快適であると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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