日本には中国の影響を受けた文化が数多く存在し、日中両国には相似点も多く存在する。だが、中国人が日本を訪れるとやはり日中の様々な違いも目につくようだ。
中国メディアの快資訊はこのほど、中国人から見た日本と中国の違いについて紹介している。

 記事がまず挙げたのは、「日本人は痩せている人が多い」という点だ。「中国人こそ痩せている」というイメージを持つ日本人は少なくないかもしれないが、中国では経済成長に伴って食事の欧米化が進んでいて、肥満人口が急増している。今や肥満人口が世界で最も多いのが中国だとされており、その数は2014年時点で6億人を超えたと言われている。

 続けて記事は、日本では中国にはない「神社」がいたるところに存在することを挙げ、日本には万物に神が宿ると考える「八百万の神信仰」があるため、さまざまな神様を祀る神社が各地に存在すると紹介。中国には仏教の寺院は存在するが、神社は存在しない。


 さらに、日本と中国の違いの1つが「礼儀」にあるとし、日本では礼儀や礼節が多すぎて、しかも、煩雑だと指摘。友人同士で会話をするときには敬語は使わないが、それでも「ありがとう」や「ごめん」といった礼儀を欠かすことはできないとし、中国人にとって日本人の人間関係の距離感やルール、マナーは難しいことを強調した。

 そのほか記事は、日本には中古書店が多いことも日中の違いだと指摘しているが、これは書籍に限ったことではなく、中国には中古屋そのものがまず存在しないと言える。日本ではブランド品の高級バッグから洋服などの古着、さらには家電や家具など、さまざまなジャンルのリサイクルショップがたくさん存在するが、中国では豊かになって時間が浅く、物質的な豊かさを求める段階にあるためか、中古を買って使う文化がまだ浸透していないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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