日本の特殊な食べ物としてしばしば中国のネット上で取り上げられるのが、卵の生食だ。中国メディア・東方網は18日、生食が可能な日本産の鶏卵の輸出量が過去最高を記録したと報じた。


 記事は、日本の財務省による貿易統計で、今年1-8月の殻付き鶏卵の輸出量が3451トンで前年同期比53%増となり過去最高を記録したと紹介。世界的には、鶏卵を生食すればサルモネラ菌などにより食中毒を引き起こすと認識されているが、日本の鶏卵は衛生基準が厳しく、生食や半生で食べることが可能であると伝えた。

 そして、生食可能な日本の鶏卵輸出が増加している背景として、海外で日本料理店の人気が高まり、ラーメンや牛丼などに用いる半熟卵、温泉卵の需要が増えていることを挙げ、農林水産省のデータによると、2017年現在日本国外にある日本料理店の数は11万8000軒前後と、4年間で倍増したと紹介している。

 また、農水省が16日に米国が初めて日本産の生鮮鶏卵の輸入を解禁したと発表し、今月上旬には台湾への輸出も9カ月ぶりに再開したほか、先日開かれた「日本の食品輸出EXPO」では鶏卵関連のブースに、日本産鶏卵の輸入を禁止している国を含む多くの外国人が集まったと伝えた。

 現在、中国をはじめとする世界各国からは、卵の生食は奇妙な食べ方として捉えられているが、日本産の鶏卵がどんどん輸出されるようになれば、その感覚にも変化が生じてくるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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