日本酒「獺祭」の販売額が前年同期の7倍! 中国「独身の日」商戦が本格スタート

 今年も中国にオンライン通販の一大商戦シーズンが到来した。11月11日の「独身の日(シングルデー)」を前に、業界2位の京東商城(JD)は1日から、セールイベント「全球好物節」をスタート。初日の取引額は258億人民元(約4200億円)と過去最高を記録した。商品別では、販売額ベースでスマートフォン、エアコン、テレビ、パソコンなどが人気を集めているが、今年の売れ筋のひとつになっているアルコール類では、日本酒「獺祭」の販売額が前年同期の7倍になるなど注目を集めている。

  京東によると、セール開始から1時間で取引額は60億人民元(約970億円)に到達。中でも、スマホ関連の販売額は前年同期の2.6倍、カメラ類は2倍に膨らんだ。販売額ベースでスマホ、エアコン、テレビ、パソコンなどが人気。販売数ベースでは、スマホ、ニット衣料、シャンプー、菓子、モバイルバッテリーなどが好調な売れ行きを見せたという。

 海外製品の人気度では、米国、日本、ドイツ、韓国、オランダの製品が上位。中でも、フェイスマスクの販売数はセールスタートから12時間で70万セットに達した。ほかにアルコール類も注目を集め、日本酒「獺祭」の他、仏ワイン「レジャンド・ボルドー・ルージュ」が同5倍を売り上げたことなどが話題になっている。

 11月11日は1が並ぶため、中国では近年「独身の日」として定着。「11」が重なることから「双11」とも呼ばれる。通販最大手のアリババが2009年に、「独りで頑張っている自分にご褒美を」と銘打ち、この日に大規模な安売りセールを行うイベントを開始した。これが人気化したことをきっかけに、毎年11月11日前後には各種通販サイトが大規模なオンライン商戦を展開。アリババは、昨年の独身の日には1日で過去最高となる1683億人民元(約2.9兆円)を売り上げた。
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