中国メディア・東方網は15日、「写真を見た人がみんな1度は行きたくなる、日本で最も美しい無人駅」とする記事を掲載した。記事が紹介したのは、四国にある「さいはての地」を想起させる小さな駅だ。


 記事は、「愛媛県のJR予讃線上に、下灘駅という有名な無人駅がある。この駅は『世界で最も海に近い駅』とも呼ばれている。駅員や利用客は見当たらず、ここで見えるは紺碧の海と古ぼけたプラットフォームのみ。誰でも自由に駅の中に入ることができるのだ」と紹介した。

 そして、「至るところにあるきれいな色彩が、1つまた1つと旅行客の前に現れる。『一切を棄てて流浪の旅に出たなら、終着点はこんな場所がいい』という人もいるようだ。
なぜなら、駅やその周辺の景色は全て調和がとれていて、どの場所をとっても引き込まれるような魅力をもっているからだ」と説明している。

 また、特に夕暮れ時に線路に沿って低い所を走る国道378号線から下灘駅を仰ぎ見ると格別の味わいがあり、日没の時刻を狙ってこの駅にやってくる旅行客も少なくないとした。さらに、駅の周辺には海中に伸びたレールも置かれており「あなたのシャッターを押す手はきっと止まらない事だろう」と伝えた。

 記事は、「鉄道、海、遠くの山、田舎。この小さな駅には、日本独特の魅力が凝縮されている。いつ何時訪れても、この地はあなたを夢の世界に連れて行ってくれる。
ぜいたくなものは必要ない。こんな幸せがあれば十分なのだ」と結んでいる。冬の空は、一年で一番空気が澄んでいる。海風は少々寒いが、晩秋から冬にかけては輪をかけて美しい夕暮れが見られることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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