記事は、「日本は中国人が喜んで旅行に出かける国の1つになっている」としたうえで、日本で恥ずかしい思いをしないためにも予備知識として持っておくべき日本社会の3つの習慣を紹介している。
まず1つめは、「公共交通機関でむやみやたらと席を譲らない」。中国ではお年寄りや子どもを大切にする文化が深く浸透しており、バスにしろ地下鉄にしろ年配の人がいたら席を譲るのが美徳になっているとする一方で、日本旅行中に同じような場面に遭遇した場合にはくれぐれも席を譲らないほうがいいとした。
その理由として記事は、「日本では場合によってはこのような行為で人を不愉快にする可能性があるのだ。実例を挙げると、おばあさんが電車に乗り、座っている自分の近くに立った際、席を譲ってあげようとしたところ、元気だからと断られたのだ。その時は本当に気まずい思いをした」と説明している。
2つめは、「公共の場では静かにすること」。日本人は公共の場において携帯電話をマナーモードにしているケースが多く、仮にマナー設定をせずに電話の着信音が鳴り響いてしまった人は、迷惑をかけたことを周囲に謝罪するのだと伝えた。そして、3つめは、「列に並ぶこと」である。記事は「特に日本では、たとえばバスを待つ人が2人しかいなかったとしても列を作って並ぶのだ」とし、人数の多寡に関係なく「整列すること」が日本では大切であることを伝えた。