資生堂とアリババが戦略業務提携、共同開発の第1陣は中国人の頭皮と枝毛の悩みに着目

 化粧品大手の資生堂と中国EC大手のアリババグループが先ごろ、戦略業務提携を締結した。資生堂はアリババ傘下のTモールイノベーションセンター(TMIC)と新ブランドや新製品の開発などで連携する。アリババが情報発信サイト「阿里足跡」で3日に発表した。

 資生堂はかねてより中国人消費者に人気の高いブランドで、2018年にアリババ傘下の通販サイト「Tモール(天猫)」が、11月11日の「独身の日(双11)」に合わせて展開した大型セールでは、最も好きな日本ブランドランキングで首位を獲得した。19年3月のTモールのコスメ大賞では、資生堂のアネッサ(ANESSA)が「日焼け止め大賞」、エリクシール(ELIXIR)が「アイクリーム大賞」にそれぞれ輝いている。

 TMICは17年の設立で、新製品開発に役立つ各種データを分析し、企業に提供する事業を展開。企業はこれらのデータを活用することにより、商品化までのプロセスを大幅に短縮し、新製品の成功率を引き上げることが可能になる。これまでに世界各国の80社以上がTMICのサービスを利用しているという。

 共同開発の第1陣となる商品は、頭皮や髪のダメージの悩みに対応したスカルプシャンプーと枝毛用トリートメントで、19年9月にTモールで独占販売する予定。資生堂はアリババとの提携に特化した特別チームを編成し、アリババが本社を構える浙江省杭州市に「資生堂×アリババ戦略連携オフィス」を新設した。アリババ本社とは車で10分の距離だという。(編集担当:仙道計子)(イメージ写真提供:123RF)



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