中国メディア・東方網は2日、日本で流行している子連れ世帯どうしの「育児シェア」が、中国での子育てにおいても参考になるかもしれないとする記事を掲載した。

 記事は、日本では中国とは異なり、子育ては基本的に両親が行い、祖父母に多くを託すようなことはあまりないと紹介。
その一方で、近ごろでは同じ幼い子どもを持つ親どうしで育児を「シェア」する取り組みが広がっているとした。

 そして育児のシェアは同じ地域や集合住宅ないで行われるケースが多いとし、そのメリットについて4つの点を列挙。1つめは、玩具をはじめとするさまざまな育児リソースを共有し、互いに使いあうことで、各世帯の支出を抑えることができる点を挙げた。

 2つめは、より多くの同年代の友だちと接触させることで、子どもたちの見識、視野のほか、人付き合いの能力を高めることにつながるとした。3つめは、子どもたちだけでなく、親にも育児で遭遇する問題などについて相談したり意見交換したりする機会が得られるというメリットがあると説明している。さらに、4つめとして、緊急事態が発生した時に互いに助け合うことができる点にも言及した。


 その一方で、記事は「注意すべき点もある」とし、それぞれメンバーが互いに充分に性格などを把握したうえで育児シェアを行うこと、自分ばかりいい思いをしようと考えたり、他人の子どもと何かと比べたりしないようにすることを留意点として指摘。トラブルの発生を避けるためにも、このような点にはくれぐれも気を付けなければならないと伝えている。

 近くに同じ年齢の子を持つ、気の合う人を見つけられるかどうかは、育児をするうえで大きなポイントになってくる。その見極めは非常に難しいが、見つかれば子育てのストレスは大きく軽減されるはずだ。日本でも中国でも昨今人間関係の希薄さが指摘されるなか、安心して「持ちつ持たれつ」ができる関係はなおのこと貴重と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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