記事はまず、日本沈没がいかに切実な問題であるかを説明。世界で最も深いマリアナ海溝が「日本に向かって移動」しており、それは米国の専門家も認めているところだと主張した。また、地球温暖化で海面が上がっており、ただでさえ小さな日本の国土面積がますます小さくなっており、「このままでは富士山まで海の底」になってしまう可能性があると主張している。
ではなぜ日本人は、「国が沈んでいくというのに慌てない」のだろうか。記事は、日本はすでに「退路を用意している」と主張。東京湾に人口島を作って陸を広げたり、日本人の中には中国などの他国にすでに移住している人や、フィジー、ブラジルなどで土地を買ったりしている人がいると指摘し、これを「日本沈没に備えた対策」と主張している。
中国では、真偽が不確かなうわさが定期的に流れる傾向にあり、そのうえすぐネットで拡散するので話が大きくなりやすく、「日本沈没」を信じる中国人も少なくないようだ。記事に対するコメントも、日本が沈没するという前提のものばかりだった。「100年後の心配をしてどうする」、日本では「地震が頻発しているので慣れているのではないか」、「沈没するのを知らないのでは」など、平然としていられる日本人に驚きを隠せない様子だ。しかし、日本人としては、科学しか信じないと言いながら、非科学的な噂をすぐに鵜呑みにできる中国人に驚くばかりである。
【関連記事】
日本の輸出管理強化で「ひとたまりもなく征服された韓国」
中国の自動車愛好家は日本を羨むが「比較してみたら別に羨ましくない」
朝食を提供する飲食店が少ない日本、日本人はどこで朝食を・・・
少子高齢化の日本、「自衛隊は若者を引き込むために必死」だった
日本で精密検査を受けたい! 中国人が日本の精密検査に魅了される理由