日韓両国の摩擦が激化する中で日本を訪れる韓国人観光客が減り、韓国のLCC(格安航空会社)路線が相次いで日本路線の休止や減便を発表した。これとは対照的に、中国と日本を結ぶ航空路線の新規就航が相次いでいる。


 中国メディア・中国民航網は19日、同日に湖南省の張家界と大阪・関西国際空港を結ぶ四川航空の定期直行便が就航し、張家界空港で出発セレモニーが行われたことを伝えた。

 この航空便にはエアバス321型機が用いられ、毎週月曜日と木曜日にそれぞれ1往復し、飛行時間は約3時間50分と従来の所要時間から大幅に短縮されると紹介。張家界空港にとっては7つめの国際路線であり、日本への直行便は初めてだとしている。

 また、民航資源網も19日、遼寧省の大連と北九州を結ぶ中国東方航空江蘇公司による直行便が17日に就航したことを伝え、今回の就航が大連市と北九州市の友好都市提携40周年を記念する大きなシンボルでもあると紹介した。

 北九州空港はこれまで国際便路線の半数以上が韓国便だったが、日韓両国の対立により韓国のLCCが今月末から便数を減らすことを決めている。今回の大連便を軌道に乗せ、中国路線を増やすきっかけにできるかが、同空港にとっては今後の国際線経営を左右する大きなカギと言えそうだ。
(編集担当:今関忠馬)(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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